注目が集まる超小型モビリティ
国土交通省は6月4日に「超小型モビリティ導入に向けたガイドライン」を発表しています。
このガイドラインでは、超小型モビリティを「自動車よりコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、地域の手軽な移動の足となる1人~2人乗り程度の車両」と定義しています。
超小型モビリティが求められる背景としては、「普段の買い物、通院などの地域内における自動車での外出は、2名によるものが多く、1名によるものも加えると大半を占める」ことをあげ、「そのための手頃な移動手段として、乗車定員2名のモビリティに対するニーズが高い」と説明しています。
また、超小型モビリティ実証実験で得られた知見として、以下の場面などでの利用で利点があることを説明しています。
○ 近距離(5km圏内)の日常的な交通手段としての利用
○ 狭い路地のある市街地・住宅地等での利用
○ 観光エリアでの利用

「超小型モビリティ導入に向けたガイドライン」(国土交通省)より転載
特に、観光エリアでの利用における下記などの意見を読むと、実証実験に参加した観光客の楽しい気持ちが伝わってきて、自分も乗ってみたい気持ちになりますね。
○ 多くの観光地を回遊できた。
○ 坂道で、少し遠くても躊躇せず、行きたい場所にいける。
○ 車体が小さいので、かなり細い道を通る場合にも便利である。
○ 道をはみだしていない(コンパクト)ので歩行者からみて危険を感じなかった。
○ 車両が静かなので紅葉を落ちついてみられる。
○ 開放感があり楽しく乗車できた。また乗車したい。
一方で、実用化に向けての主要な課題は、価格。「軽自動車より安い」価格で提供できるかどうかが普及のカギとなります。
トヨタ車体が7月2日に改良、発売した、1人乗りの超小型電気自動車「コムス」で、66万8,000~79万8,000円。クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金の給付を最大7万円受けられるため、実質価格59万8,000円からとアピールしています。
コムスは、
○ 家庭用100V電源に対応し、約6時間で充電できる。
○ 1充電当たりの走行距離は約50km。
○ 最高時速は60km。
だそうです。
みなさんは、約60万円でのこの超小型モビリティをどう評価されますか?
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