2018-04

    成果を上げるチームの共通点とは


    毎日のように「働き方改革」や「労働生産性」というキーワードを
    新聞などで目にします。残業規制も検討されているようです。

    残業を抑制しながら、どうやって売上を上げていけばいいのか、
    頭を悩ませている企業も多いことでしょう。

    検索画面で有名なアメリカのグーグルという会社は、
    日本よりも早く、2012年に「生産性向上」のテーマに取り組みました。

    グーグル社では、業務ごとにチームがあり、チームによって業績が異なりました。

    成果を上げているチームは成果を上げつづけ
    成果を出せないチームは成果を出せないままでした。

    その差は何によって生じているのでしょうか?

    グーグル社は成果を上げたチームに共通する特徴を分析しました。

    その結果、わかったことは、生産性の高いチームに共通する要素とは、
    チームワークでも行動基準でもなく、なんと「心理的安全性」だったのです。

    「心理的安全性」とは、非難されたり批判されたりせずに発言や行動ができる
    と個々人が感じられる状態を言います。

    成果を上げているチームでは、メンバーの間に配慮や共感があり、
    「心理的安全性」が確保されていました。

    それによって、各メンバーは躊躇せずに質問や新しいアイデアの提案ができ、
    それがチームの成果を生み出していたのです。

    チームの「心理的安全性」を確保するには、メンバー全員の関わりが必要ですが、
    まず重要なのは、リーダーのあり方です。

    さて、最近、そのリーダーのあり方についての本を読みましたので、ご紹介します。

    「困った部下が最高の戦力に化ける すごい共感マネジメント
    - 売上を伸ばしているリーダーが実践している最強チームの作り方」
    (中田 仁之著)という本です。

    この本によると、「真のチーム=強い組織」になるために、
    リーダーがとるべき姿勢と手順とは以下の5つだそうです。

    1. 感謝を伝える
    大切な人にきちんと言葉で感謝を伝えること。

    2. 可能性を信じる
    大切な人の可能性を最後まで信じ、相手の自信をあなたが育ててあげること。

    3. 誤った行為を叱る
    叱る時は人格を否定せず、誤った行いを短い言葉で叱ること。

    4. 感情を共有する
    恥ずかしがらず、喜怒哀楽を一緒に表現すること。

    5. チーム心を養う
    チームのためには自分には何ができるのか?
    を全員が自問自答できる雰囲気を作ること。


    感謝を伝える、可能性を信じることは、心理的安全性の確保にもつながりますね。


    「困った部下が最高の戦力に化ける すごい共感マネジメント - 売上を伸ばしているリーダーが実践している最強チームの作り方」(中田 仁之著)

    <目次>
    序章
    真のリーダーを目指すあなたへ
    人を育てるということ
    強い組織を作る共感力

    STEP0 強い組織を作るリーダーとしての心構え
    STEP 1 感謝を伝える
    STEP 2 可能性を信じる
    STEP 3 誤った行為を叱る
    STEP 4 感情を共有する
    STEP 5 チーム心を養う



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    平成29年度補正「ものづくり・商業・サービス経営力向上支援補助金」


    先月の2月28日(水)に
    「ものづくり・商業・サービス経営力向上支援補助金」
    の公募が始まりましたね。

    この補助金は、平成24年度補正予算事業として
    スタートした補助金で、通称「ものづくり補助金」と呼ばれています。

    毎年、少しずつ名称や内容の見直しをしながら、
    この5年間ずっと補正予算で、1,000億円規模で実施されているものです。

    補助金の趣旨は、中小企業の設備投資の後押しです。
    ただし単に、設備数を増強したいという計画では不可です。

    企業の生産性向上につながるような
    ・革新的なサービス開発や
    ・試作品開発、
    ・生産プロセス改善
    のための設備投資であることが必要です。

    過去5年間で13万件の企業が応募し、5万件が採択されています。

    今回(平成29年度補正)のものづくり補助金の予算額は、1,000.0億円。
    1万社の採択が予定されています。

    今回の「ものづくり補助金」のこれまでとの一番の違いは、
    「一般型」と呼ばれる上限1,000万円のコースの補助率が
    2/3から1/2に削減されたことです。

    ただし、平成29年12月22日以降に経営革新を受けた企業の場合
    補助率が2/3になります。

    (経営革新計画の通常の要件に加えて
    従業員一人当たり付加価値額の年率3%アップが必要です)

    小規模企業者が「小規模型」と呼ばれる上限500万円のコースに
    応募する場合は今まで通り2/3の補助です。

    (労働者名簿一覧を提出する必要があります)

    このような補助金は、提出された申請書をもとに審査委員が
    点数をつけ、点数のよいものから順に採択されます。

    自社で「生産性につながる優れた計画」だと考えても
    他社との競争ですから、採択されるかどうかはわかりません。

    また、税金を投じての補助事業ですから、
    補助金を受けるための書類仕事は増えます。

    補助金に申請する場合は、そうしたことも知った上で
    申請することが必要でしょう。

    受付期間は4月27日(金)までです。
    (電子申請のは4月中旬開始で、5月1日が締切)

    採択は6月中に決定され、事業期間は
    一般型は  12月28日まで
    小規模型は 11月30日までです。

    正味で5か月か6か月しかありませんので
    その期間にできる計画を考える必要があります。

    なお、二次公募が予定されており、予算額の幾分かは
    二次公募へ予算配分されるようです。




    赤字決算の中小企業でも買い手がつく。中小企業のM&A


    昨日は、スモールM&Aアドバイザーの勉強会でした。
    スモールM&Aというのは、中小企業のM&Aのことです。

    M&Aというと、なんとなく敵対的なイメージがありますが、
    中小企業でのM&Aはそんなことはありません。

    引退を考えているけれど後継者がいない経営者の方が
    別の方に経営を引き継ぐケースが多いです。

    廃業せずに済むので、従業員さんもそのまま働けるし、
    元の経営者の方もお金をもらって引退することができます。

    勉強会の内容は、今、買いたいというニーズの多い業種は
    何かなどでした。

    また、赤字決算でもそれなりの価格で買い手がついたという
    お話もありました。

    赤字決算でも何か強みがあったり特徴がある企業であれば
    買いたい人がいるということです。

    特に知的資産経営報告書を作成されている場合は
    自社の強みや特徴のアピールがしやすいので有利です。

    すでに知的資産経営報告書を作成されている企業であれば
    今すぐに会社の売却を考えていない場合でも
    自社の市場価値を知るために、知的資産経営報告書を
    活用してみてもいいかもしれませんね。

    事業承継で注目されるスモールM&Aの3つのメリットについて書きました。↓

    事業承継で注目されるスモールM&Aの3つのメリットとは

    大阪産業創造館でマーケティングセミナーを実施しました


    昨日は、大阪産業創造館で「はじめてのマーケティング入門」というセミナーをさせていただきました。

    参加者は約60人。

    何人かの方と名刺交換をさせていただきましたが、参加者の方の業種や規模はさまざまで、広島など遠方からお越しいただいた方もいらっしゃいました。


    片山祐姫

    マーケティングセミナー"


    「マーケティング」というと、「自社はできていない」 と思われる方が多いようです。

    セミナーでは、

    ・なぜ「マーケティング」は「できていない」と思われる方が多いのか。
    ・なぜ「マーケティング」は人によって捉え方が異なるのか。

    といったお話をさせていただきました。

    テクニック的なことよりも、マーケティング戦略の基本的な考え方をお伝えすることをセミナーの狙いとして実施しました。

    終了後、「自社の課題の整理ができた」というご意見をいただきました。

    自社のマーケティング戦略の見直しやブラッシュアップに活用いただければと思います。

    なお、このマーケティングセミナーを担当してくださった大阪産業創造館のスタッフの方がこの仕事を最後に、大阪イノベーションハブの方に異動されることになりました。

    新しい職場でのご活躍をお祈りします。

    お世話になり、本当にありがとうございました。



    片づけ本が前提とするもの


    習わし的なコトにあまり重きをおかない性格ですが、それでも年末というとなぜか(?)少しは片づけしなければ…という気持ちになります。片づけの一環で、書類をシュレッダーにかけていて、かける量が多かったらしく、詰まらせてしまいました…。

    さて、私はモノを捨てるのが苦手です。

    「断捨離」の出版が2009年。「人生がときめく片づけの魔法」は2010年。その頃からずっと世間では片づけブームが続いています。
    自分自身もかなり前から、すっきり片づけしたい!欲求が強いですが、モノを捨てるとなると、ついアレコレ考えてしまって、なかなか進みません。

    小さいときから事あるごとに、親に「もったいないことをしてはいけない」と教えられて大きくなったからではないかと思っています。
    どんなモノでも、工夫すれば何かに使えるんじゃないか?と思ってしまうのです。



    年末にある片づけ本を読み、その本に背中を押してもらって、自分としてはかなり思い切って、洋服類の処分をしました。それでもまだまだ一部ですが…。

    片づけをしながら、ふと思ったことがあります。

    片づけ本の前提には溜め込んでおかなくても「ほしいと思ったら、またいつでも買える」、「必要な情報にはネットを通じていつでもアクセスできる」社会があります。

    いつでも手に入る、アクセスできるから必ずしも所有する必要はないというのが片づけ本が前提としていることです。これって、必ずしも普遍的なことじゃないなあ…と思ったのです。

    普遍的どころか、人類の長い歴史を考えたら、かなり特異なことだと思います。

    人類の長い歴史を考えると、モノを手放したら、同じモノをまた手に入れることは難しく、必要なモノもすぐには手に入れることができるとは限らなかったわけで、モノを捨てずに工夫して使っていくことは、生活に必要な知恵の一つだったわけです。

    前提が変わると、結論は変わるのです。



    自分が高校生の頃は、TSUTAYAで好きな音楽のCDを借りて、歌詞カードをコピーし、クリアファイルに入れて大事に保存していました。今は、歌詞が知りたければ、ネット検索したら、すぐにわかります。

    好きな曲もYouTubeでいくらでも聴けます。自分で所有したり、保存したりすることの必要性が薄れてしまっています。自分の子供を見ていると、生まれたときから、そういう環境で大きくなっているので、二言目には「ネットで検索して」などと言います。

    だけど…。この社会の前提、この先もずっと続くのかなあ?いつかコンピュータが動かなくなり、ただの箱となってしまう日は来ることが絶対にないと言い切れるのだろうか?

    ついそんなことを思った年末なのでした。



    今日で2017年も終わります。この一年間どうもありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。毎年、大晦日に聴く曲は、ユニコーンの「雪が降る町」です。もちろん聴くのは、YouTube でです。


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    プロフィール

    片山 祐姫

    Author:片山 祐姫
    経営革新等支援機関
    (認定支援機関)

    http://www.officeair.net/

    キャッシュフローコーチ®|大阪

    大阪産業創造館の「あきない経営サポーター」として、オンライン相談、面談での相談対応をしています。下記ページからお申込みください。 (相談は無料です)
    産創館オンライン相談&面談

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